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【準備ニュース6号】

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 このコーナーでは、読者の皆さんからのレポート、投稿をご紹介させて頂きます。
 今回は、先日「準備ニュース」でお知らせした、「森と水と土を考える会」の猪山交流会と、「地球ハーモニー」に参加された方から感想文が届きました。有難うございました。皆さんの投稿、お待ちしています。
 

私の参加した猪山交流会


 先の
72223日(土・日)に開かれた猪山交流会に参加させていただきました。私は大学生で、卒業研究として、里山の暮らしと動物(動物観)の変容について考え、活動しております。その中で、この猪山交流会のことを知り、参加するに至りました。この2日間は私にとって大変有意義なものになりました。

 1日目の交流会は、バーベキュー、尺八の演奏、猪山の神楽を見せていただくなど、とても楽しく、興味深いものでした。

 その中でも地元の方をはじめ、いろいろな方からのお話を聞かせていただけたことは素晴らしいものでした。

 上流での暮らしの苦労、温井ダムが抱える問題、環境(気候、動植物)の変化、ゴルフ場の問題など、様々な問題についての話が飛び交いました。私はまだ大学内だけでの勉強しかしていなかったので、自分の勉強不足と、まだまだこれから考えていかなければならない問題があることを痛感しました。

 ↑神楽を舞われる猪山の若い衆

 それと同時に、この問題について真剣に考えていこうという方がこれほど居られて、しかも実際に活動しておられる方の集まりだということに心強いものを感じました。

 2日目は、まず午前中に植林している山の下草刈をしました。私はこれも初めてのことでしたので、お役に立てたかは分かりませんが、少しでもこのようなことに参加できたことに喜びを感じました。

 また、植林は、した後の手入れの方が手間のかかるものだということも分かりました。


 ↑初めての下草刈

 午後からは田中幾太郎先生による講演「西中国山地の自然と野生動物のいま」を聴かせていただきました。西中国山地の森の変化、ツキノワグマをはじめとする動物の変貌、広葉樹の必要性など、これからの里山のあり方を考えていくにあたっての講演で、冗談を交えながら、飽きさせず、分かりやすくお話してくださいました。里山を深い森にし、ツキノワグマをはじめ、あらゆる動物を本来の姿に戻すことが、危機せまる問題であることに気付きました。

 この
2日間の交流会を通して、まずはこの会を準備し、開催してくださった皆様に感謝申し上げます。そして私もこの問題を考えていくにあたって、机上の空論に終わらないようにしなければならないと感じました。私は来年度から大学を卒業し広島市を離れますが、この勉強会を卒業のためだけでなく将来につなげていこうと思っております。
(広島工業大学・環境学部4年 大本 直正)

8月5日(土曜日)地球ハーモニー In Hiroshima 2000


 1998年からはじまり、第3回目を数える「地球ハーモニー」は、今年も原爆ドーム対岸の元安川親水護岸で開催された。

 夕方には潮が引き、階段はもちろん根固の石まで現れていたため、たっぷりした水面は望めなかったが、おかげで出演者のすぐ真下でコンサートを楽しんだ観客もたくさんいたようだ。

 夏の水辺でコンサートを楽しむ。やっているようでどれほどの人がそんな楽しみを持っているだろう。そんなことが楽しめるのは今が平和だからだと、どれほどの人が感じているだろう。

 演奏を、パフォーマンスを出演者は楽しみ、それを観客が楽しむ。地球ハーモニーは、そんな楽しいことを「この水辺からはじめよう」と呼びかけているコンサート。3回目を迎え、スタッフの若さが眩しいコンサートになってきた。

 昨年から始まった廿日市音楽連盟ムーサから選抜されたバンド、アクターズスクール広島の生徒たちの出演、その仲間たちのボランティア参加で、すっかり若くなった地球ハーモニー、来年はどうなるのか、新たな楽しみが生まれてくる。

 ジャズボーカリストのまみさんが歌の間に「みんな自由なんだからね。みんなが自分の場所で自分のできることを一生懸命やろうよ」と言った言葉に一番反応が良かったのは若い彼らではなかったか。「踊ろう」と呼びかけられた舞台に、文字どおり踊り出たのも彼らだ。

 何を考えてるかわからない。若い時は誰でもそんな言葉を浴びせられたことがあるだろう。でも、若いってやっぱり素直だ。

 学生バンドの演奏、広島の少女たちの歌・ダンス、セミパラチンスクの少女の歌、原爆詩の朗読、クラシックギター、篠笛、ジャズバンド、ジャズヴォーカル。

 出演者の年齢も表現も多彩なコンサートは夜9:00を過ぎても続き、みんなで「翼をください」を歌い、happyな盛り上がりでエンディングをむかえた。

 55年前この水辺で、あるいはそれ以外のどこかで、また、現在のどこかで、平和でありたかった誰かのために、平和は素敵だと、みんなで歌ったつもりだ。
 

賀島 勝巳・末田 佳子 (テラファーム)

 
 
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