準備ニュース10
準備ニュース 9
準備ニュース 8
◆学習会報告(5)
◆白木町のごみ処分場計画にあらたな動きの可能性−その1−
◆芸北神楽と太田川
◆あの優しかった可部の町は−(一)
◆グループ活動紹介(3)「広島ゴミ0研究会」
◆掲示板
◆編集後記
準備ニュース 7
準備ニュース 6
準備ニュース 5
準備ニュース 4
準備ニュース 3
準備ニュース 2
準備ニュース 1【準備ニュース8号】
あの優しかった可部の町は−(一)
ここにご紹介する絵と文章は、「川・百話」を執筆して下さっている幸田 光温さんが、去る五月に開催された美術会議展に出展された組作品です。とても素敵なスケッチ・文章なので、無理をお願いして本ニュースに掲載させて頂くことにしました(仮事務局)。
ふるさとに入りて先づ心傷むかな
道広くなり
橋もあたらし 啄木
1970年代,多感な中年時代(?)を可部の町で暮らしていた私にとって,近ごろ大きく変貌を遂げた可部の町を見ることは,時代は違っても啄木の歌を実感することでもある.コンクリートとガラスの建物が次々に建ち,縦横に道路が拡張され,忙しく車が通り過ぎる「新興可部」の風景を眺めて帰った日には決まって,あのころの優しかった町並みを古い戸棚の引き出しの中からそっと取り出して見るのである.
『品窮寺よこの路地』
腰板塀の土蔵と米屋の倉庫に挟まれた露地は,裸電球のともる夕暮れ時がいちばん心豊かになる時間だった.露地を突き抜けると,町で唯一の映画館があった.
幸田光温氏のプロフィール
1934年生まれ.県美術会議会員.広島市安佐南区在住
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