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水内川に昨年の土砂災害の影響残る

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【準備ニュース7号】

編集後記

 ようやく「酷暑」も終わりつつありますが、いかがお過ごしでしょうか。あまりに暑い日が続きすぎて、温度の変化に対する感覚が狂ってしまったような気がします。今月は、聞書き、川辺の思い出、川遊びの感想と、盛りだくさんの投稿を頂くことができました。お忙しい中原稿を送ってくださり有難うございました。これからも海や川に関わる身近な話題など、皆さんどしどしお寄せください。 


 史上稀な水害が東海地方を襲いました。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げます。そして、これを機会に、私たちの足元もよく見直してみる必要がありそうです。人間には自然災害を「完全に」防ぐことはできません。しかし、「天災は忘れた頃にやってくる」のことわざどうり、私たちは、災害からしばらくたつとその痛み、教訓を忘れがちのようです。太田川下流域もかつては水害が頻発する地帯だったといいますが、編集子が生まれて以降は、大きな水害を経験していません。編集子などは、広島の街が水浸しになるところなど想像もつきません。住民である私たちは、もし堤防がきれるとすればどこがきれやすいか、どういうコースで逃げるべきか、常に具体的なイメージを持って、万が一に備えるべきなのでしょうが、感覚が麻痺していて、検討もつきません。

 今一番怖いのは、自然に対する感覚の麻痺だという気がします。現代の技術力をもってすれば、自然災害が自分の身の上にふりかかることはないだろう、という根拠のない安心が、危険に対する嗅覚を鈍らせているような気がします。そんな安心などなんにもならないということは、有珠山や三宅島の噴火をみれば一目瞭然ですが、人間というものは愚かなもので、なかなかそれを自分の身に引き比べてみることはできません。足元を流れる川や街に対面している海の、計り知れないエネルギーを感じ取れるよう、感覚を磨くことも、川を「知る」ための重要な作業なのかも知れません。具体的にはよく分かりませんが。 (原 哲之)
 

「太田川新聞」(仮称)発行準備ニュース第七号(2000.09.20)

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