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【準備ニュース5号】

編集後記


 梅雨が明けました。新聞報道では、最近二十年では、あの大渇水だった一九九四年以来の空梅雨だそうです
.。しかし、ダム貯水量は平年並みで、「注意は必要」な程度のことだそうです。いつも空梅雨のときに思うのですが、瀬戸内沿岸は昔から雨が少ないところで、元々ここに暮す人々は、水の使い方に、早め早めに細心の注意をはらって来たはずです。しかし現在は、梅雨が明けた頃になってから渇水の心配をする。極端なことをいえば、渇水の心配をするのは嫌だから、ダムを作ろう、ということになる。行政もそういうことを言う。生活が自然から離れ、自然の変化に鈍感になり、備えをせずに後で大騒ぎする、おかしな話です。

 渡さんのお話を聴いて、エネルギーのことでも、水のことでも、それを頂く現場に私たちが立ちあっていないことが、やはり非常に大きな問題ではないか、と感じました。水を取ったり電気を作ったりするところは行政や電力会社に任せて無関心になり、蛇口やスイッチをひねりさえすれば欲しいだけ手に入るのが当然だと感じてしまう。この感覚の鈍化は、今の川の状況とは決して無関係ではないのでしょう。掲示板で紹介させて頂いた、市民発電の取り組みは、太陽光発電を利用するものです。太陽光発電は、施設を作る時点からトータルに考えると、決して「クリーンな」エネルギーとは言えないようです。しかし、利用する者が実際に電気を作る現場に立会い、メンテをする。そのことによって、電気の使い方、意識が変わり、おそらく無駄な消費は随分減っていくのではないでしょうか。

 来月号から、流域で色んな取り組みをしておられるグループのご紹介を始めたいと考えています。ここでは、川に直接関係する団体だけでなく、ゴミ問題やエネルギー問題など(それ以外も)、その活動が結果として素晴らしい流域の実現につながるような取り組みもご紹介できれば、と思います。こんなグループがあるよ、というのがあれば、教えて下さい。また、八月二十日に、例会を外でしよう、川で遊びながらいろいろ話そうよ、ということになりました。まだ、どこでやるか、川にまつわる先人の遺構を訪ねてみたりするのか、といった具体的なことは全然決まっていません。ご意見よろしくお願いします。例会に参加しておられる方以外もお誘い下さい。

 最後に、やはり一人で編集しているとどうも出来上がりが面白くありません。今回も随分と堅苦しい内容になってしまったような気がします。今川で起こっていること、季節の移り変わりなどもっと取材したいのですが・・・。自分ならもっと違う、楽しい記事も書けるよ、と思われる方、是非スタッフになって下さい。一緒に川を歩きましょう。 (原 哲之)


「太田川新聞」(仮称)発行準備ニュース第五号(2000.07.20)

発行 「太田川新聞」(仮称)を発行する準備会

求むボランティアスタッフ。取材・編集・事務なんでも

詳しくは仮事務局(原 哲之方)へ

 
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