みずべのぶんかざい

「堀・八幡神社の石燈篭」
〜安芸太田町重要文化財〜
(安芸太田町下殿河内)
 2008年 2月 第82号


 本号記事、7ページに書かれている「堀・八幡神社」にある石燈篭です。

 西藤義邦さんのお話にあるとおりこの地域は「大ツエ」=土石流災害の多い所で、昔、起きた大ツエの災害が少なかったのは神社のご加護によるものと、氏子がこの大燈篭を奉献したといわれます。完成したのは1857年(安政4年)の秋で、去年の11月23日に、奉献150周年の記念行事が行われました。

 高さが、5.5m、笠石の広さが13.2mで、自然石で造られたものとしては日本一の大きさです。石は太田川の対岸にある高下集落の裏山から運んだもので、築造には3年間、約6万人を要したと推定されています。

 また、この神社には広島県の無形民俗文化財の流鏑馬も伝えられ毎年10月の第1日曜日の例祭に挙行されます。

 
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