創刊以来6年半、会員270名の「環・太田川」はこれまでの活動を基礎に来年3月新しくNPO法人として設立することになり。その準備総会が10月28日、中区八丁堀の「ひろしまNPOセンター」集会場で開かれました。当日の参加者はこれまでの役員を中心に16名でしたが、書面による委任参加は143名で、これまでの任意団体としての規約による、総会議決の過半数参加を越え総会は成立しました。
佐々木健教授が記念講演
総会では市の太田川再生プロジェクト委員会、委員長の佐々木健・広島国際学院大学教授が「太田川再生の課題と実践」と題して記念講演。佐々木教授はこの8月に、原爆ドーム前の元安川で秋葉忠利市長と泳ぐ計画をたて、日程まで決めたが、水質調査の結果干潮時は十分泳げる水準だが、満潮になると海から汚れた水が上り泳ぐのは無理なことが分かり中止したという話(詳細は別刷り冊子参照)を紹介、泳げる太田川実現はもう一歩であることを強調されました。
続いて開かれた設立総会では、議長に藤井直紀氏を選任、篠原一郎事務局長が、設立趣旨、定款案、事業計画、収支予算について説明。いづれも満場一致で承認されました
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承認された定款では、これからの「環・太田川」の会員制度について、これまで通り@利用会員=会費3000円A賛助会員=会費5000円B維持会員=会費1万の3種類の制度を維持。この会員の種類に関わりなく、ご本人の選択によって@「A会員」=会の運営に議決権を持つ会員A「B会員」=会の運営に議決権をもたない会員という制度を新たに設け、「A会員」を正会員とします。総会前の会員登録により、A会員は現在会員270名中39名です。
また、今総会ではNPO法人として設立する会の役員が次の通り決まりました。
代表 川上清 ▽副代表 幸田光温 ▽事務局長 篠原一郎
▽理事 衣川圭、国分ひさ子、小松邑司、藤井直紀、安江浩、山根和則
▽監査 大越俊治、肥塚イ孝司(人偏に孝です)
以上、総会で承認された事項は、NPO法人設立申請書類として総会直後、広島県庁に提出。所定の手続きを経て来年2月中には登記を済ませ、NPO法人として出発することになります。
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