みずべのいしぶみ

みずべの記念碑

小水力発電記念碑 (山県郡北広島町芸北)
 2007年 8月 第76号

 大正13年12月、全国に先駆けて元美和村長、淀江修爾氏が中心になり、資本金10万円、株主940人で、大佐川電気(株)を設立、大佐川に出力60kwほの発電所を造った。山の栗の木を切り出し電柱をたてて配線。翌川年にこの地に初めて電灯がともった。

 その後、芸北電化農協に改変、政府の補助を得て大佐川、大仙原、大暮、の3発電所を開設。昭和51年河川改修で、大佐川発電所を残し2発電所を廃止。現在は、JA広島市が管理しているが、平成16年機械の故障のため休止している。51年建立の記念碑には「開設以来50余年、僻地電化の労苦を偲び碑に刻す」と書かれている。現在広島県には26の小水力発電所(3発電所休止中)が稼動を続けている。
 
 
 
当ホームページ上の情報・画像等を許可なく複製、転用、販売などの二次利用をすることを固く禁じます。