みずべのぶんかざい

旭山神社「神功皇后へ鯉献上の絵馬
 2007年3月 第71号

 西広島駅の裏にある己斐の氏神様。旭山神社拝殿に掲げられています。

 伝説では、ご祭神である神功皇后が西暦193年、九州に向かう途中、山に上られ休憩された折、出迎えた己斐の県主が鯉を献上したところ、皇后は「おお、こひ、こひ」といい喜ばれたという、因縁によりこの地を己斐と呼ぶようになったといわれます。絵馬はこの故事伝説を描いたもので明治30年に奉納されています。

 旭山神社には毛利元就が厳島合戦に向かう途中戦勝祈願、朝日を仰いで「縁起が良いと、神社の名を「旭山八幡宮」と名づけたといわれます。また、ここは広島市内が一望に見渡せる位置にあり、広島城築城の際、毛利輝元は下見のためこの山に登ったといわれます。広島城は「鯉城」。その名の発祥にもなった所です。
 
 
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