「八木用水」は可部の太田川発電所より少し上流の右岸から取水、緑井→祇園を経て、楠木町にいたる水田を灌漑する長さ16kmの用水路。江戸時代中期(1786年)に南下安村の大工、卯之助か開いた。
太田川は水は豊かだが、農地より低い所を流れるので利用できない。卯之助は上流の八木の取水囗から3・5kmの用水路を建設、それから下流の既設水路につないで、用水を完成させた。
「祇園町まちづくりプロジェクト」は子供達を中心に農業体験や、近くの武田山の道しるべを立てるなど祇園公民館で活動してきたが、今回はじめて、郷土に今も流れる八木用水の話を子供達に伝えようと「八木用水ものがたり」を編集。元緑井小学校校長、日本水彩画会会員の野曾原
学先生の挿絵を中心にした「絵ものがたり」を刊行した。
(祇園公民館で頒布、1部500円 お問い合せ 082・874・5181) |