●可部線

 ◇◇可部線廃線跡地の利用◇◇

〜加計駅跡に太田川交流館「かけはし」竣工〜
 

(2006年3月 第59号)
 
 本誌会員浦田伸一さんが3月中旬、可部線廃線の跡をたどり、手記と写真を寄せてくださいました。
旧加計駅跡に安芸太田町が建設中だった太田川交流館「かけはし」が4月4日に竣工します。
建物は旧加計駅の形をモニュメント化しています。
施設は、太田川上流の観光情報の発信と特産品開発、紹介、販売、講座開催などを目的としたもので、施設内には「太田川清流塾」の事務局が置かれ、各種交流イベントの企画拠点になるということです。

安芸太田町加計支所の産業振興課の方にお話を伺うと「行政と住民が一体となって太田川でつながれる広島市との交流を視野に入れながら、自分たちの出来ることを自分たちの手で、始めていきたい」と語っておられました。

 広島市部分は「可部線メモリアル街道」に…

 広島市は一昨年6月から「可部線廃線敷活用策検討委員会」を設けて廃線跡の利用を検討してきましたが、基本的な方向と取り組みがまとまり、3月2日発表されました。

 基本的方向は安芸太田町と連携しながら、人々の出会い、ふれあい、交流を演出し沿線地域の連続性のある利活用「可部線メモリアル街道」に取り組むこと。具体的には、サイクリングロード、自然散策路、災害時の避難場所、などに利用できる道路として整備することを示しています。また中長期的な取り組みとして道の駅の整備なども示しています。
 
参考HP
「太田川清流塾」「可部線メモリアル街道」
 
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