●みずべのふうけい 『桃林図』 2007年 2月 第70号 太田川の川岸の桃の林を描いた19世紀初めの画ですが、超広角レンズで捉えているところがおもしろく眺められます。 画面の左端に神田橋があり、そこから川は大きくカーブして船や筏を浮かべて流れ、右端に猿候橋が見えます。 その猿候橋から松並木、桜並木が続いて画面中央に東照宮があり、さらに松並木を辿って左を見ると明星院(現在饒津神社)があり・・・と、いかにも平和な景色の広がりです。 「芸藩通志 巻百四十一」の一景