読者の声の中で、本誌の記述中の地名や人名にフリガナをつけておいてほしいと云う希望がありました。確かにその通りですので気をつけたいと思います。
ただ、地名の呼び方というのはなかなか面倒で、年代で変わったり、地域の人によって表現が違っていたり、またアクセントの違いで随分違った感じに聞こえることもあります。
今回は3つの例。
1.『柴木』…三段峡の出口ですね。しばきとかくけど「シワギ」と呼んでいます。
2.『向光石』…左岸に光石があり、その対岸の集落です。時の通りに「むこうみついし」と呼ぶこともありますが、ほとんどは「ムカワ」と呼んでいます。
3.『大町』…これはアクセントの問題です。
歴史的には条理制からの大きな田地から付いた地名ですから、アクセントを付けないで平坦に呼んできました。
ところが、アストラムラインの駅が出来て以後、「オオマチ」の「オ」にアクセントを置いて「O町」のように呼んでいます。これに対して以前修道大学教授だった東先生などは、交通会社が勝手に地域の歴史を歪曲するのは問題だと批判されておられたようです。
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